貯金額が200万円を超えたので心境の変化について語ってみる
こんにちは。マツです。
私事ではあるが、先日 貯蓄額が二百万円を超えた。
別に自慢できるほど多いというわけではないのだが、低所得の割には頑張っている方だと思う。
そして二百万円を超えた辺りから色々と心境に変化が起き始めている。もちろん良いことばかりではない。
というわけで今回はその変化を努めて冷静に観察し、文章に起こしていきたい。
そもそも貯蓄額二百万円は多い?少ない?
おそらくみなさんが気になるのは、貯蓄額二百万円が全体から見て多いか少ないかではないだろうか。
この疑問に対して私もはっきりと回答したいのだけれど、正直二百万円が多いか少ないかは何を基準にするかによって変わってくる。
単身世帯なのか二人以上の世帯なのか。
平均値を見るのか中央値を見るのか。
年齢はいくつか。
ちなみに私の場合(二十代・単身世帯)だと、中央値が五万円、平均値が百六万円になるらしい。
ということは、私は中央値より40倍、平均値より約2倍多い貯金ができている事になる。
しかしだからといって自尊心を満足させてやるにはまだ早い。
基準が変われば結果もまた変わってくるわけで、要するにこの統計は参考程度にしかならない。
それよりもっと大切なのは、自分が何のために貯蓄をしているのかをしっかりと把握しておくことだろう。
老後資金のため、いざという時に困らないため、結婚や子育ての資金にするため。
目的をちゃんと把握した上で計画通りに貯蓄できているのなら、特段問題はないように思う。
心境の変化
ここからが本題。
貯蓄額が二百万円を超えたことによって起きた私の心境の変化についてお伝えしよう。おそらく、これから本格的に貯蓄を始めようとしている人の参考になると思う。自分で言うのも何だけど。
心に余裕が生まれた
まずはこれ。
貯金がゼロだった頃と比べて明らかに今の方が心にゆとりがある。
他人に対してイライラしなくなったし、目先の利益(怪しい情報など)に飛びつくこともなくなった。
仕事に関しても、辞めてもしばらく食う分には困らないため、嫌なことも我慢して続けなければいけないと考えることもなくなった。
ある程度の貯金があると、「本当に嫌ならやめればいい」と思える。
もし今現在仕事を辞められなくて辛い思いをしている方がいたら、騙されたと思って貯金してみてほしい。仕事に対する執着がなくなって、きっと楽になるはずだ。
また二百万円という金額は、突発的な事故や病気にも対処できる金額でもある。大きな事故だと一発で吹き飛ぶ可能性があるものの、病気なら高額療養費制度があるので賄える。
何があっても死ぬことはない、この安心感は大きい。
以上のことから言えるのは、貯蓄はメンタリティに決して小さくない影響を与えるということ。
実際にその状態になってみると思いの外インパクトが大きかった。
貯蓄するペースが落ちてきた
安心感ゆえなのか、預金通帳の数字が二百を超えた辺りから貯蓄のペースがめっきりと落ち始めている。
その原因はハッキリしていて、率直に言えば、私の金遣いが荒くなってしまったから。
二百万円を貯めるまではたとえ欲しいものがあっても気合いで我慢できていたが、今では欲しいものがあるとすぐにAmazonでポチってしまうようになった。
これまで我慢していた反動もあり、購買意欲を抑えることが非常に難しく感じる。
しかも最近はソロキャンプにハマっていて、道具を揃えるのに金がかかって仕方がない。唯一の救いはそれがめちゃくちゃ楽しいこと。久しぶりにこんなにのめり込める趣味に出会えた。
ただこのままでは明らかにマズイので、何かしらの対策をしなければいけないなと考えを巡らせている。
資産運用について真剣に考えるようになった
資産が増えてくるとどうやって自らの資産を運用するのがいいか、自然と考えるようになってくる。
逆説的に言うなら、資産がなければ運用しようという発想にならない。
二百万円でこれなのだから、金額が増えるにつれ、さらに今後は真剣味も増してくることが予想される。
とにかく真っ先に懸念すべきなのは、日本円だけ(同一の価値)で全財産を保有しておくことのリスク。
インフレ、法改正、パンデミック、巨大地震などによって日本円の価値が下がる可能性はゼロとは言い切れない。
よって円だけで資産を保有しておくのはリスクが高いといえる。
そこで考えられるのが分散投資なわけだが、、、
正直どこに分散すればいいかは私自身まだ決め兼ねている。
最も有力だとされている米国ETFや全世界ETFも検討してみたものの、あまり乗り気ではない。あまり焦ってもいいことはないので、ここはもう少し時間をかけてゆっくりと自分の投資スタイルを築いていければいいと思う。
以上が二百万円を貯めた人間に起きた心の変化である。皆さんの参考になれば幸いだ。
二百万円の壁
※貯金箱のイメージ
百万円を超えた際はそうでもなかったが、二百万円は私にとって分水嶺となった。当然ここを乗り越えなければセミリタイアなど望めない。
緩んでしまった気をもう一度締め直して、より一層貯蓄に精を出していきたい。